こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】講師の富田恵美子です。
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みなさまはピアノを弾く時、大切にしていることはありますか?
テクニック、表現力など、ピアノを弾くにあたり身につけなければならないことはたくさんありますが、【音色の美しさ】について、重きを置いて考えたことはありますでしょうか。
【音色の美しさ】、ピアノを弾く上で常に忘れてはならないことですが、自分の練習や演奏、それから日頃のレッスンにおいても大きく意識し直すようになったのは、今年在籍生5名が参加した〝ピティナ ピアノステップ〟がきっかけでした。
ピティナピアノステップでは、アドバイザーの先生方(3名ほど)からの講評が書かれたアドバイスシートをいただくことができます。
これが本当に意義のあるものなのです。
演奏を聴くその場で、すべて手書きでびっしりとアドバイスが書かれているものですが、初めてお会いする、演奏を聴いていただくのも初めての先生方からの印象や講評、とても大きな学びをいただくことができます。
ステップに参加した生徒たちの講評を見て、私が何より嬉しかった内容は、
〝ピアノの音色が綺麗でした〟
といった講評でした。
テクニック面など、その他の側面からの良いお言葉もとても嬉しいですが、〝音色〟についてお褒めいただけたこと、自分でも驚いてしまうほど何より嬉しかったです。
細かな音符も綺麗に弾ける、音の粒が揃う、など、技術面での課題ももちろん限りなく、一生努力を続けるところですが、〝音色が美しい〟ということはもしかしたら最大の武器になるのではないでしょうか。
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今回のことよりももっと前、わたしが〝音色〟について意識し直したことがありました。
題名のない音楽会 というテレビ番組。
ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが行う、ヴァイオリンソロ奏者を選抜するオーディション企画を放送していました。
その中である奏者に向けて、〝何より音色が美しい〟と講評していらしたのです。
その時、
そうか、音色の美しさは武器になるのか。と頭を打つ思いがしたのを覚えています。
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〝美しい音色を作るにはどうしたらよいか?〟
これこそ一生の勉強ですし、〝これができたら綺麗な音色が出ます〟などあるはずがありませんから、とにかく多角的に、手を替え品を替え、試行錯誤の連続ですが、やっぱり基本が大切であることには間違いありません。
手の形、指が鍵盤にあたる感覚、それから何より大切な耳の力。
そして、どんな音が〝美しい音色〟なのかを知ること。
先日まで行われていた、ショパン国際ピアノコンクール予備予選のYouTube配信を観ていても、美しい音色が聴こえると、はっと手が止まることがありました。
たった一音でも、聴く方が思わず涙が出てしまうような、心を打つ音色。
そんな高みを目指して日々の練習、一緒に頑張りましょう。