こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
色々なジャンルの学びの中で、
“たくさんの絵を見たり、様々な音楽を聴いたりすることは良いことですよ”
というような言葉を耳にしますね。
私も今まで、このようなメッセージを数多く耳にしましたし、目にもしてきました。
幼いころは、言葉の本質まで考えることをせず、“ふーん、そうなんだ” くらいにしか考えていませんでしたが。
大人になると、確かにもっともなことを言っていて、“そうよね、その通り。”と思いながら耳にする言葉。それほど、耳にする機会の多い言葉なのではないでしょうか。
けれど、この言葉、もっともっと本質を見つめて、理解する必要があると思うのです。
と同時に、ピアノ指導者として、生徒さんのレッスンをしていると、まざまざと、この言葉の本質を突きつけられる・・・日々のレッスン、そんな思いがあふれてくるのです。
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ピアノを弾くときに求められる音色
・・・それは、“良い音色” “きれいな音色” “丸くて真珠のような音色” などなど。
では、“良い音色” “きれいな音色” “丸くて真珠のような音色” を出すためには、どうしたらよいのでしょう?
・・・それにはまず、演奏者が、“良い音色”を知っていなければなりません。
そしてその音をイメージして、“こういう音色を出したい”とはっきりと意識して、音を奏でること。
では、“良い音色” を知るには、どうしたら良いのでしょう?
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それは、素晴らしい演奏をたくさん聴くこと。
素敵だな、こんな風に弾いてみたいな・・・と思うような素晴らしい演奏をたくさん聴くことです。
よし聴くぞ!ではなく、日頃から、コンサートに足を運んだり、クラシック音楽のテレビ番組も多く放送されていますので、そのような番組を見る習慣をつけるなど。
日常の中で、楽しんで音楽・素晴らしい演奏に触れる機会を作ると良いですね。
CDなども、映像がなくとも美しい音色に触れることができます。
演奏会、CD、テレビ番組・・・ツールは何でもよいので、たくさんの美しい音色や演奏を聴くことで、自分の中に “美しい音ストック” を貯めていくのです(^^)
“美しい音”をたくさん知ることで、自分の演奏に使うことができるのです。
・・・
自分の中で、“良い音色” “美しい音” を知る経験が無ければ、当然のことながら、美しい音を出すことはできません。
けれど、難しくはないのです(^^)
音楽とは、ピアノの音色とは、ほんの少しでも心で想うことが、そのまま“音色”として心が映し出されるもの。
自分の中にある、“こんな音色を出したいな”のストックから取り出して、イメージをすることができれば・・・
自分の指で、思い描く理想の音色を出すことができるのです。
“良い音” “きれいな音色” を出したいなと思ったら・・・
ちょっと逆算して、
『“良い音” “きれいな音色”を私は知っているかしら』と立ち返ってみましょう。
知らないことは、表現できないのですから。
けれど、
知っていることは、表現できる!のです。
“インプット” の大切さ、ぜひ立ち返って考えてみてはいかがでしょうか♪