こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
昨日のブログ記事では、【縁の下の力持ち・・・“左手”】と題して、とある日のレッスンからお話をしました。
そのブログを書きながら、こんなエピソードも思い出しました。
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今日お話しするのは、私が幼い頃に恩師から教えていただいたこと。
そして、今でも自分の練習でいつも意識していることです。
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『うまく弾けない原因は、そこではなく、実は・・・その“まわり“にある。』
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昨日のブログでは、曲中で何か変化させたい箇所が出てきた時、例えば、クレッシェンドやデクレッシェンドをかけたい時。
無意識ですと、“右手”で音楽を引っ張っていこうと思いがちですが、その意識を逆にして・・・
まるで、“左手“が主役のように、左手に意識を向けて音楽を引っ張っていくと良いとお話ししました。
『意識していることと・・・逆』
今日お話しするエピソードも、同じ。
例えば、演奏が上手くいかない箇所があるとき。
なぜ、うまくいかないのか。どこで引っかかるのか。・・・まずは、うまくいかない原因を突き止めることが重要ですが、その、“うまくいかない原因“。
実は、弾けない箇所そのもの に原因がある…とは限らないのです。
上手くいかない時、うまく弾けない箇所があるとき。
・・・そんな時、どこに原因が隠れているのかというと、
“弾けない箇所の、その『まわり』” にあることが多いのです。
上手く弾けないな、、、そんな時は、その箇所の前後に注目して練習すると、克服できたりするものなのです(^^)
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無意識ではなく、意識をどこに向けてみるか。
ほんの少し視点を逆にしてみたり、ちょっとずらして考えてみたり。
色々なヒントが隠れているのですよね。
日々の練習で、今でも必ず頭の片隅にある、恩師から頂いた大切なメッセージです。