こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
続けてお話ししておりますブログ記事、
今日はその続きのおはなしです。
~~~
前回ブログでご紹介したキーワード、“アレンジ”。
様々な作曲家、様々なジャンルから選ばれた名曲が、ぎゅぎゅっと凝縮されて収録されているテキスト。それが、楽譜屋さんでよく目にする、“名曲集”です。
(このブログでお話ししている“名曲集”は、“ピアノで演奏する楽譜“ としてお考えください。)
ピアノ演奏用の“名曲集”には、大きく分けて、
①『アレンジなし=原曲通りの楽譜』が収録されているもの
②『原曲がアレンジされた楽譜』が収録されているもの
この2種類に分かれます。
この場合の“原曲”とは、“もともとピアノ曲として作曲された曲“としてお考え下さいね。
①アレンジなし。原曲通り。
は、文字通り、そのままの意味。
原曲が、どんなに難しい曲であったとしても、まったく編曲されることなく、原曲がそのままが収録されている。ということ。
②原曲がアレンジされた楽譜
これは、例えば、元の曲が技術的に難しい曲だったとしましょう。
原曲通りですと、ピアノ上級者でしか演奏できないほど難しい曲をピアノ初心者の方やお子さまでも演奏できるように、弾きやすく手を加えられたもの、“編曲された楽譜“のことを指します。
編曲=アレンジの仕方は、アレンジャーによって変わりますが、
例えば、
・原曲では♯や♭がたくさんついた調 を♯や♭が無い、ハ長調に変えてあったり。
はたまた、
・音の数が多い曲を音数を少なくして弾きやすくアレンジされていたり。
どのようにアレンジされているかは、その名曲集の掲げるテーマによって変わります。
アレンジなし、原曲通り。あるいは、弾きやすくアレンジされたもの。
・・・どちらを選ぶかは、ご自身のピアノ技術レベルや、演奏するシチュエーションなどで決められると良いでしょう。
アレンジされた楽譜であっても、曲の中に大切に込められていること。
それは、“原曲の雰囲気が決して失われていない”ということです。
弾きやすくアレンジされているからと言って、原曲と全く異なった演奏になっていしまっては、がっかりしてしまいます。
楽譜屋さんにならんでいるものは、素晴らしいアレンジャーの手によって、アレンジされた曲ばかり。
ピアノをはじめて間もない方であっても、憧れの名曲の雰囲気そのままに、弾きやすいアレンジで演奏を楽しむことができる、それが、アレンジ譜 の最大のメリットですから、どうぞ楽しんで弾いていただきたいと思います(^^)
・・・
楽譜が自力で読める、いろいろな曲を経験している。ピアノ中級者の方。
アレンジされたものでは、物足りなく感じられる方も多いでしょう。
そのような方には、ぜひ、原曲通りの演奏にチャレンジしていただきたいと思います(^^)
“名曲集”や“曲集”を手に取られる際には、
「アレンジされている楽譜なのかしら?」
「原曲通り?」
ぜひ注目して選んでいただきたいと思います。