こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
ピアノを弾くときに使う部分は、当然、ピアノの鍵盤ですね。
さて、ピアノを弾かない時に使う用いる、“ピアノの蓋”・・・この“ピアノの蓋”に思わぬ効果が隠れていることをご存知ですか?
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先日のレッスンで、こんなことがありました。
小学生の生徒さんのレッスン。
スタッカートに苦戦していました。
頭の中では理解しているけれども、いざ、両手で弾こうとすると、ピントがなかなか合わない様子。
そこで、私がしたことは、
“ピアノの蓋を閉めること“
『蓋の上で、弾いてごらん』
その時、苦戦していたのは、
右手5番の指で【♩♩♩ +四分休符】
スタッカートの跳ねる感覚、指先の感覚、腕の使い方、それらを習得したい場面でしたが、ピアノの蓋の上でやってみると、なんともスムーズにできるのです。
ピアノの蓋で得たスタッカートの感覚を今度は蓋を開けて、鍵盤の上でもう一度トライしてみると、
綺麗なスタッカートを奏でることができました。
最終的な目的は、
“綺麗な音色のスタッカートをピアノで奏でること“
なのに、
音の出ない、ピアノの蓋を使ってみると、効果が出るなんて!
なんだか不思議ですよね。
一見、反対に思えるこの作業ですが、よく考えてみると、とてもシンプルなことなのです。
鍵盤の上で、実際に音を奏でて練習すると、指先の感覚や腕の感覚以外に、“どんな音色が出ているのかな?”という、耳の働きが加わるわけです。
指や腕の感覚プラス、耳の働きまで意識してしまう訳ですから、気をつけたい感覚は分散してしまいます。
そこで、ピアノの蓋を閉めた状態で練習してみると、音色が奏でられない分、まずはじめに習得したい、指先の感覚や腕の感覚だけに集中することができるのですよね。
文章で表すと、なんだか難しそうに思えてしまいますが、実際に試してみると、とてもシンプルでわかりやすいことが分かると思います^ ^
ピアノの蓋、、、
侮るなかれ^ ^
ひとつの練習法として、ぜひお試しください^ ^