こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
コンサートや、音楽テレビ番組などで、奏者(主にピアノ)の斜め後ろあたりに座っている。
そして、黒い服装で、時々立ち上がっては、ピアニストの楽譜をめくる・・・
そのような方を見たことはありませんか?
その方は、“譜めくり” という役目をもった方。
主にピアニスト、そして、ピアノソロではなく、アンサンブルのときに現れる方です。
その“譜めくり”をする方、よく “譜めくリスト” なんて呼ばれ方もしていますが、このコロナ禍で、“譜めくリスト”を取り巻く環境にも、今までにない変化があるようです。
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先日、私の大好きな音楽テレビ番組『題名のない音楽会』を見ていました。
今をときめく、人気ピアニスト3名による、“3台ピアノ曲” の演奏盛りだくさんの回。
2台ピアノの曲はよく耳にしますが、3台ピアノの曲・・・とても珍しいですよね。
しかも奏者が素晴らしい面々。
小林愛実さん、反田恭平さん、藤田真央さんという超豪華な回でした。
(私の大好きな、小林愛実さんの演奏が聴ける!と、とても楽しみにしていました♪)
ステージ上には、グランドピアノが3台。
3台ピアノ曲の演奏を聴いていると、なんだか見ている画に違和感が・・・。
楽譜を見ながら弾いている奏者の後ろに、“譜めくリスト“がいるのですが・・・
なんだかすごーーく後ろにいるのです。
そんなに後ろに居て、楽譜が見えるのかしら!?すごーく目が良いの・・・???
ですが、なんとも不思議だったのが、“譜めくリスト“の目線の先です。
本来ならば、ピアニストの楽譜を見ているはず・・・あれ?何だか目線がものすごく近くを見ているのです。
そう、これは “ソーシャルディスタンス確保“ によるもの。
本来ですと、ピアニストのすぐ斜め後ろに座り、ピアニストが見ているものと同じ楽譜を目で追いながら、楽譜のページをめくるのですが、このコロナ禍、ピアニストと“譜めくリスト“の距離にも、
“ソーシャルディスタンス“が保たれていたのです。
ですが、そうなると、“譜めくリスト“と見るべき楽譜まで相当な距離が生まれてしまいます。
ただでさえ細かく書かれた楽譜、そんなに遠くまでは見えません。
これが、“譜めくリスト“の目線の先 に違和感を覚えた理由。
・・・
“譜めくリスト“の目の前に、譜面立てが置いてあり、そこにピアニストが見ている楽譜と同じものが置いてあったのです。
その楽譜で音楽を追い、めくるタイミングが近づいてきたら、おもむろに立ち上がり・・・ピアニストへ近づき、楽譜をめくっていたのです。
こんなところにも、コロナ禍での新しい変化が。
これからの“譜めくり“は、こういった形態になるのでしょうか。
新しい発見でした。