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楽譜を見て弾く。見ないで弾いてみる!

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こんにちは。
横浜市都筑区 ピアノ教室【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。


楽器を演奏するとき、楽譜を見ずに演奏することを《暗譜(あんぷ)で弾く》と言いますね。


例えばピアノのレッスンを想定して…
今さらっている曲がおよそ仕上がってきたところで、
『では次回レッスン、暗譜で仕上げましょう』
という流れが多いかと思います。

暗譜で仕上げることの大切さは、

音符だけでなく、強弱記号、表情記号、速さ…などなど、楽譜を見ずに、これまで習ってきたたくさんのことに心を配って演奏できて…はじめて自分のレパートリーになった!と言えることではないでしょうか。

《暗譜で弾いてみる≫

これは必ずしも仕上げの段階だけでなくて良いのでは?と思うことがありました。

小さなお子さんのレッスンをしていて感じたこと、今日はそのことをお話ししたいと思います。

小学校低学年の生徒さんが、ブルグミュラー25の練習曲 のレッスンをしていました。
技術的なところで苦戦していて、弾くことに手いっぱい。どうも良い音色ではないな…何をイメージして弾いているのかな…とこちらも考えながら聴いていました。
仕上げまではもう一歩、いや、もう二、三歩かなというタイミング。
『楽譜見ないで弾いてみない?』
と提案し、楽譜を預かりました。

すると、技術的にはまだ苦戦中なのでスラスラとは弾けないけれど、パッ!と音色が変わったのです。

まるで別人みたいに!

まず曲を弾き始める前に、手の準備はいいかな?どんなイメージで弾こうかな?とあらゆる心の準備もしているようでした。

 

【ヒトが外界から得る全情報量の約80%を “目” が担っている】

学生時代、しばしばレッスンで恩師に言われていたことです。

【楽譜を外して、または目を閉じて弾いてごらんなさい】

【指先の感覚、耳を研ぎ澄ませなさい】と。

視覚からの情報をシャットアウトしてみると、驚くほどに “聴覚”、そして指先の“触覚”が研ぎ澄まされます。

それだけ、目から入ってくる情報にあらゆる感覚が奪われてしまうのですね。

先ほどの生徒さんの例に戻りますと、

技術的にはまだまだだったとしても、楽譜を見ない分、

曲に対するイメージや思いを乗せる余裕。

そしてそれらをきちんと聴こうとする“聴覚”の余裕ができたのだと思います。

こういう練習、曲を仕上げていくいろいろなタイミングで盛り込んでみると面白いかもしれません(^^)

 

~~~おまけ~~~

普段聴きなれている音楽も、ちょっと目を閉じて聴いてみるととっても面白いです。

知ってる知ってる。といつも聞き流している曲のはずなのに、目を閉じるだけで隠れたいろいろな音が聴こえてくるのです!

たとえば、、

♪ちびまるこちゃん ♪サザエさん ♪毎日乗っている電車の発車メロディ ♪ニュース番組のテーマ曲・・・

などなど。

ちょっと目を閉じて聴くだけで、

「え!こんなリズム鳴ってたっけ!?」

「え!!こんなにきれいなメロディだったかしら!!」と(笑)

 

あとは、普段テレビで聴いている曲をラジオで聴いたとき。

これも同じような衝撃を受けます(^^)

ラジオから流れる曲に耳を澄ませると、本当にたくさんの隠れたリズムやメロディが聴こえてきて面白いのです。

・・・私はこれが結構好きです(笑)

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