こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
続けてお話ししておりますブログ記事、
今回も、その続きのお話です。
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【自分の音色が、どこから聴こえてくるのか?】
これを意識できるのは、アコースティックピアノのみ。
その中でも、グランドピアノですとより分かりやすい、非常に音楽的な学びです。
私がレッスンで、折に触れて生徒さんにお話すること。
お話する、といいますか、見てもらうこと。
それは、“グランドピアノの中”
そして、“グランドピアノの身長”です(^^)
レッスンしていて、なんだか空間が小さいな、音色が狭いな・・・そう思ったときには、
ピアノの椅子から降りて、ピアノのおしりの部分まで連れていくのです(^^)
ちいさなお子さまの場合、これはちょっとした冒険。
普段では、なかなか意識して見ない部分ですから。
『ピアノって、こんなに長いんだよ!』
まず、ピアノの“身長”に、目はまんまる。
そして、ピアノの大屋根を開けて中を見てもらいます。
たくさんの弦が張り巡らされているのが見てとれますね。
そこで大切なのが、“弦の長さ“
ピアノの身長と、ほぼ同じ長さの弦が張られていることをお話します。
“いつも何気なく、指を動かして弾いているピアノ。そして、聴こえてくる音色“
何も意識しないと、まるで、鍵盤から音が鳴っているような感覚になってしまうのですよね。
これが、“音色が狭い”そんな感覚を持ってしまう原因。
『普段、何気なく指を動かしてきこえてくるその音は、こんなに長い弦を震わせて、そして聴こえてきているのよ』
ピアノを弾くうえで、最も大切で基本的なことなのですが、これを意識できるのと、感じずにいるのとでは、音色や演奏が大きく変わってしまいます。
逆に言えば、“自分の音色が伝わっているイメージ” それを感じるだけで、一瞬にして、音色が生まれ変わるのです(^^)
たとえ、ちいさなお子さまであっても、十分に理解できること。
子どもたちは、イメージすることが得意ですから(^^)
実際のレッスンでも、このお話をして、弾いてみると・・・
格段に音色が変わるのです。
・・・
これは、私が幼い頃に恩師のレッスンで教えていただいたこと。
“そうなんだ!!“ そう思った衝撃は今でもよく覚えています。
一瞬で音色が生まれ変わる魔法♪
意識してみてはいかがでしょうか。