ブログ レッスン日記

“譜読み”を得意にする工夫③

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こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。

 

“譜読み“について、続けてお話しをしております。

“譜読み“を得意にする工夫②

“譜読み“を得意にする工夫

 

今回は、実際のレッスンで大切にしていることをお話ししてまいりたいと思います。

 

前回お話しした、私が大切にしている点。

『楽譜と仲良しになること』

『“楽譜を読んでみよう!“と、自ら思える自信をつけること』

 

これはつまり、

“譜読みに対する、苦手意識をなくす”

ということ。

 

ピアノは大好き!

早く弾けるようになりたいな!!・・・せっかく芽生えたやる気。

弾けるようになるまでのまず第一歩目である、譜読みに時間がかかってしまうと・・・

仕上げまでの道のりに時間がかかってしまいます。

せっかく芽生えていたやる気も、どんどん失われていってしまいますね。

 

レッスンをしている中で、私は、このスパイラルを本当に勿体ないなと感じていました。

ピアノが好きで、ピアノを弾けるようになりたい!という気持ちをもって習い始めるわけですから、“自分の指で音楽を奏でる喜び“を思う存分味わっていただきたい、早くその魅力を味わってほしいと思うからです。

 

けれど、ピアノ曲に限らず、楽器を演奏しようと思うとき。

必要になるのが、『譜読み』をする力です。

 

レッスンをしていて気づくこと、

“自分は、譜読みが苦手だ。“ と思い込んでしまっているお子さんが多いこと。

これが本当にもったいないと思うのです。

 

なのであれば、レッスンを始めた早い段階から、譜読みのテクニックをお伝えし、

『自分の力で、こんなに楽譜が読めるのだ!』という自信を持ってほしい。

 

4歳からご入会されたお子様に対しては、『ト音記号のド』からスタートしますが、例えば、小学生や中学生など、年齢が上がってからご入会された方の場合も思いは同じです。

 

学年が上がると、ものごとを理解する力が上がりますから、多角的に楽譜を見ることができるようになります。

ひとつひとつの音を読む力ももちろん大切ですが、

例えば、16小節ほどの曲の場合。

冒頭のフレーズと全く同じフレーズが、どこかに出てくるかな?

または、全く同じではないけれど、似たフレーズが出てくるのか?それとも出てこない??

 

また、別の場合。右手のメロディは同じだけれど、では、そこに流れている左手は、同じ?変化している?

1音1音の音符を理解するだけでなく、曲の分析をしながら楽譜を読むことも学んでいくのです。

・・・

曲の作りを見てみると、大抵、『同じところ』『似ているところ』『新しい場面』などにブロック分けすることができます。(アナリーゼ)

 

『この曲を譜読みしてきてね』と言われたとき、難なく譜読みが出来れば問題ありませんが、苦手意識があったり、譜読みに慣れていない場合は、なかなか高いハードルでしょう。

その時にレッスン内で、アナリーゼ(曲のブロック分け)のサポートをすると、

曲の中で『同じところ』『似ているところ』などが明確になり、

 

あれ!?!?こんなに長く見えた曲だけれど、

『こことここが同じなんだ!』

『じゃあ、残りのここを譜読みすれば完成だ!』となるわけです。

 

いざ自分で譜読みをしようと楽譜を開いてはみても、どこから手をつけて良いのか、どこから読んだら良いのか。

出来ない!やーめた!と、楽譜を閉じてしまうことを何とか回避したい。

〝こうやってみよう〟

〝ここから読むとうまくいくかな〟

など、『自分なりの譜読みの仕方』がひとつでも身についていると、楽譜を読むことに積極的になれるのではないでしょうか。
それがすなわち、〝ひとりで譜読み、できるよ!〟という自信の芽ばえに繋がるのではないかと思っています。

お子さま、大人問わず、『自信を持つこと』は、とても大切なこと。
『自信』があれば、どんなことでも乗り越えていけるエネルギーになると、わたしは信じています。

ピアノを弾く。
そのためには、まず楽譜を読むこと。

このステップを楽しく前向きに捉えることができるように、レッスンでも様々工夫をしてまいりたいと思います。

 

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