こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
ピアノを習っていらっしゃる方。
みなさま様々なテキストを使って、レッスンを受けていることとと思います。
使用するテキストは、まさに十人十色。
ピアノ講師は、生徒さんおひとりおひとりの顔を思い浮かべながら、その生徒さんに合ったテキストを選ぶ。これも、講師の重要な仕事のひとつといえるでしょう。大切なことです。
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さて、先日。
小学生の男の子のレッスンでした。
その生徒さんが使用しているテキストには、数曲、【連弾曲】が収録されています。
先日は、その連弾曲を取り上げたレッスン。
なかなか合格にならず、今日こそは合格!という回でした。
練習の甲斐あって、見事、はなまる!!合格になったのですが、そこで生徒さんがひとこと。
『家だと弾けるんだけどなあ。。。』
そうなのです。
連弾曲には、一人で弾く時とは違う、魅力もありますし、同時に、難しさもあるのです。
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レッスンで取り上げた、その連弾曲。
楽譜だけ見てみると、一人で弾く曲と比べて、音も少ないですし、なんだか弾きやすそう。
おうちでの練習では、自分のパートのみを練習する場合が多いですから、譜読みもスムーズに進み、弾けているのですよね。
ここで大切なポイント。
それは、“連弾曲の魅力と醍醐味“です。
連弾は、1台のピアノを2人で演奏すること。
2人のパートが合わさることによって、その曲が初めて完成するのです。
そこが、連弾の面白さでもあり、同時に、難しいところ。
演奏者2人は、別のパートを弾いていますから、
“相手の音を聴きながら弾く”
これが重要で、連弾曲の最大の学びです。
“音を聴きながら弾く”
・・・
これは、一見簡単そうに聞こえてしまいがちですが、とても高度なことなのです。
弾くことと同時に、“聴く”作業をするのですから!(^^)
自分一人で一曲を弾きとおす ことも簡単ではありませんが、
“相手の音を聴きながら、自分のパートを演奏する”
一人で弾くことと比べて、何倍もの“耳の力”を使うのです。
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『家だと弾けるのになあ・・・』
こうお話ししてくれた生徒さん、お母さまにも、連弾について、レッスン終わりに、このようにお話しをしました。
音をよく聴くこと。
相手の演奏に合わせて弾くこと。
それから・・・
ぴったりと気持ちも音色も合った瞬間の感動。
この気持ちを大切に。
レッスンでは随時取り入れて、楽しく連弾に取り組んでいます(^^)