こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
ちいさなお子さまのテキストを見てみると、“歌詞“がついている曲が多いことに気がつきます。
弾くことが目的の曲ですから、弾けるようになるための練習に一生懸命になるのは当然です。
だからといって、
“うたうこと”
“歌詞を大切にうたうこと” を疎かにしていませんか?
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歌詞が付いている曲に関して、わたしは、“歌詞でうたうこと” をとても大切に考えています。
これは以前、ヤマハ音楽教室でシステム講師をしていた頃からずっと同じです。
歌詞には、その曲を表現する上での大切にすべき要素が、すべて入っています。
その曲の世界観、ストーリー、気持ち、それから起承転結ともいうべき流れ。
表現する上で何の意味も持たないことであれば、わざわざ作る必要がない。
けれど、わざわざ “その曲に対して、歌詞をつけている“ ということは、そのことに対して意味があるわけですから、これは絶対に無視してはならない、大切にすべきポイントだと私は考えています。
その曲を初めてレッスンする、導入の時期。
ここで歌詞唱を大切に取り入れることは、とても重要です。
ですが、その後、弾く段階に進んでいても、“もう一度歌詞を大切に確認してみる“ 、こんな作業を取り入れながら上達していくのも、より曲のイメージを理解することができ、有効な練習法なのではないでしょうか。
“良い音色” “綺麗な音色” “曲のイメージに合った音色”
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このような音色で演奏するには、もちろんテクニック的な側面からの学びも必要です。
ですが、
“歌詞を大切に・・大切に・・思って指導する、うたう”
“歌詞に共感して指導する、うたう”
このことに意味を感じて大切に伝えることで、
たとえ習いたてのちいさなお子さまであったとしても、
『こんな音で弾いてみたいな』
というイメージができ、それを『耳』で探っていくことができるのではないかと思っています。
今、みなさんが練習している曲に、歌詞は付いていますか?
もし歌詞が書いてあるのであれば、お話を読むように・・・歌詞の世界に没頭してみるのはいかがでしょうか(^^)
きっと音色が変わり・・・弾き方も変わってくることでしょう。
1曲に対して、いろいろなアプローチをしてみるのも面白いです(^^)