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演奏動画撮影で、大切にしたいこと

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こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。

当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。

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今日のブログは、2つ前のブログ記事【演奏動画エントリー完了!】の続きのおはなし。

【演奏動画撮影で、大切にしたいこと】をテーマにお話しします。

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とある試験にエントリーするため、演奏動画を撮影する日々が続いていました。
今回わたしは、2種類のレベルの試験にエントリーしましたので、撮影する演奏動画も2つ。

それぞれの級ごとに、およその課題曲が定められており、その中から自分で選曲しました。
曲の選び方には大まかな決まりがあり、まずは、バロック・古典・ロマン・近現代の4期からそれぞれ最低一曲ずつ選曲すること。
そして、総演奏分数にも規定があり、どのような曲を選曲するかも審査の対象とのことでした。

さらには、これらに加えて、最大のルール。
〝動画撮影は、全曲を通して演奏すること〟



私は各級、4曲、5曲と用意していましたので、これらの全曲を通して撮影しなければならなかったのです。

これには、もちろん理由があるのです。
私がエントリーしたのは、演奏動画を提出する、〝オンライン審査〟でしたが、同じ内容の試験を実地で受ける方もいらっしゃるのです。
実地とオンライン、公平さを保つために、〝通し演奏動画〟である必要があるわけですね。

さて、その演奏動画撮影。

当スタジオでは、〝エミ・ピアノスタジオYouTubeチャンネル〟を開設しており、毎月、講師である私の演奏動画をアップロードしています。
ですから、演奏を撮影して動画にすることには慣れています。

ですが、YouTube演奏撮影は、1曲ごとの撮影。
かたや、この度の試験エントリーでは、全曲通しでの撮影。

ここには、かなりの大きな差がありました。

演奏動画撮影は、気に入らない演奏だった場合には、やり直しが効くというメリットがあります。
ですが、このメリットが、のちに自分の首を絞めるのです・・・。


締め切り日はありますが、いくらでもやり直しができてしまうので、あともう1回!あともう1回!!と撮影を続けてしまうと、体力も使い果たし、集中力もなくなってきます。
良い演奏とは、ほど遠くなってくるのです。

やり直しができ、自分の納得する演奏を撮影できるまで追求できることは良いことですが、
これは、〝実地で本番一発勝負!!〟の方が良いのかも・・・。
こんな風に思っていました(^^;;

やはり、本番にしか出せない集中力や、湧き出るエナジーのようなものがありますから。

ですから、よし!このテイクで決めるぞ!というときには、撮影を忘れ、実地のホールで、審査員の先生方に聴いていただいている、その様子をイメージして弾きました。

この感覚やイメージ、実はとても大切なことではないでしょうか。

演奏動画を撮影する機会は、コロナ禍において、まだまだ多く訪れることでしょう。



今回わたしが得たことは、
〝カメラに向かって弾いている〟ことを消し去ること。

〝本番の舞台で演奏している〟
〝聴いてくださっているお客様、あるいは審査員の先生方がいらっしゃる〟
〝その方々に演奏を届ける〟
この、まさに〝本番の舞台で演奏している感覚〟を軸に置いて演奏することの重要性を強く感じました。

そうすると、音色や演奏はもちろんのこと、佇まいや立居振る舞いに至るまで、本番の舞台を意識した演奏に近づけるのではないでしょうか。

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