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発表会での立ち居振る舞い ~その2~

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こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。

当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。

前々回よりお話ししている、“ピアノ本番前にするべき準備シリーズ”。

発表会本番の靴えらび

発表会での立ち居振る舞い~その1~】では、ステージでピアノ演奏する上でのステージマナーをお話しました。

 

今回は~その2~と題して、前回の続き、“お辞儀が終わって・・・”その後のステージマナーについてお話ししていきましょう。

お辞儀が終わると、いよいよ演奏するためにピアノ椅子に座りますね。

その瞬間にも大事な大事なステージマナーが隠れているのです!

 

①右回り??左回り???

みなさまは、お辞儀が終わってピアノ椅子に向かうのに、“右回り” “左回り”どちらの回り方をしていますか?

もしかしたら、そんなことを考えたこともない・・という方も多いかもしれません。

※今回は一般的なステージ配置で考えてみましょう。

(以下に出てくる “下手「しもて」” とは、ステージを正面に見た時の“左側”。

反対に “上手「かみて」”とは、ステージを正面に見た時の“右側”のことを言います。)

・ステージを正面に見て、真ん中にピアノ。(ピアノの椅子は下手側)

・演奏者は“下手側”から出てきます。

・・・この場合、ピアノの前でお辞儀をしてからピアノ椅子に向き直るのに、右回り、左回り どちらの向き直り方が正しいでしょうか?

↓↓↓

正解は、

 【左回り】です。

なぜ【左回り】が正しいのか?

それは、ステージ上では“お客様にお尻を向けない”というマナーが大前提にあるからなのです。

右回り で向いてしまうと、お客様側にお尻を向けてしまうことになりますね。

少しの差ですが、ステージマナーの大前提とも言えるとても大切なことです。心に留めておきましょう。

 

②椅子の高さを直す

ピアノ椅子には、

・背もたれ無し・・・無段階、ダイヤル式で椅子の高さを変えるもの。

(演奏者が座った状態のまま高さを変えることができる)

・背もたれ有り・・・目盛りに合わせて段階式に高さを変えるもの。

(演奏者は椅子から立った状態で高さを変える)

の2種類がありますが、今回はお子さまの本番時に使用されることの多い、【背もたれ有り】の椅子の場合をお話しします。

お辞儀が終わり、お客様にお尻を向けないように気をつけながらピアノ椅子に座る・・・

“あれ?椅子の高さが違うな・・・”

そうなると、一度椅子から立ち上がり、椅子の高さを変える作業をしなければなりません。

その時に気をつけなければならないのが、

【椅子の “後ろ側” に立って(かがんで)高さ調節をすること】

これも先ほどお話しした【ステージ上では“お客様にお尻を向けない”】という理由からです。

いろいろな発表会やコンクールを見ていると、この場面でのマナーを忘れがちな方が多いような印象を受けます。

演奏直前ですから、緊張はピークです。

そこで焦って、“椅子の前側”にまわって高さ調節をしてしまう方が多いのです。

・・・イメージして頂くと・・・お分かりかと思いますが、お客様に完全にお尻を向けた状態で高さ調節を行うことになります(^_^;)

これはとても見苦しいですし、今まで気に留めていなかったという方は是非、次回の発表会から実践してみてくださいね。

椅子の高さ調節、意外とお客様から見られている秒数が長いのです。

ステージ上には、演奏者ただひとり。お客様はみな、演奏が始まるのを待っているわけですから、否が応にも、視線は演奏者にのみ注がれている場面です。

普段使い慣れていない椅子だとしたら、高さを調節するのにも手間取ることもあるかもしれません。

椅子の高さもベストな状態にし、落ち着いて演奏準備に入るためにも、ステージマナーも意識しながら振る舞えるとよいですね。

(コンクールでは、保護者の方など、付き添いの方が「足台」を設置することが多いです。

この場合も、上記と同じ理由から・・ピアノ椅子の後ろ側に立ち、足台を設置されると良いでしょう。)

 

このように改めて文章にするととても長く、難しいことのように思われるかもしれませんが、何度も本番を経験していくうちに、身体にしみ込み、≪ルーティン≫として意識せずとも動けるようになりますから、ご安心ください(^^)

演奏だけでなく、何事も経験と練習。ですね。

 

次回は、発表会での立ち居振る舞い~その3~と題して、“いよいよ演奏に入る前の心の準備” “ルーティン”についてお話ししようと思います。

 

 

 

 

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