こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
今日は、前回のブログ記事【より安定した演奏のための練習法①】の続きのお話。
では、具体的にどのような練習法なのかをお話ししてまいります(^^)
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いざ本番!となった時、どうしても拭えないのが“緊張”。
その“緊張“の中でも安定した演奏を目指すためにおすすめなのが、
【左手だけの練習】です。
人前での演奏や、曲の仕上げが近づいている時、“かたちにしたい、完成した演奏にしたい” そんな意識が働くかと思いますが、ここで焦ってしまうのは良くありません。
例えば、本番まであと一週間ほど・・・そのようなタイミングですと、本番のテンポで通して弾くのは、1回、あるいは、多くても2回ほどでとどめるのが良い場合もあります。
では、あとはどんな練習をしたらいいの?1回通して、練習おしまい!?!
そんな時に併用すると良い練習法が、先に挙げた【左手だけの練習】です。
この、【左手だけの練習】には、“より、土台を安定させる” そのような目的があります。
本番が近い時、どうしても本番を想像して華やかなイメージを持った練習をしがちですが、そこはぐっと気持ちを抑えて・・・腰を据えた練習に気持ちを向けてみましょう。
積み木を高く重ねる時も、建物が造られる時も、一番大切なのは“土台”ですよね。
演奏も同じです。
演奏は、積み木や建物と違って目には見えませんが、“土台”がしっかりと作られていると、演奏全体が安定し、素晴らしい演奏へと導かれていくのです。
具体的におすすめな練習法は、
・メトロノームを使って、左手だけで通して弾いてみる。
・あるいは、部分ごとに左手だけさらってみる。
この時に大切なのは、テンポ設定です。
本番が近づいているタイミングであれば、遅すぎるテンポよりは、本番に近いテンポで左手をさらいます。
メトロノームを使うのも効果的です。
より安定した練習を行うことができますから。
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左手だけの練習・・・したことはありますか?
曲の土台となることの多い、左手パートを安定させること。
そして、左手を特訓することによって生まれる“自信”。
きっと、本番で緊張してしまう・・そんな時にも、最も心強いお守りとなってくれることでしょう。
急がば回れ。本番前だからこそ、腰を据えて。
ぜひ試していただきたい練習法です。