こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
今日は大晦日。
楽しみにしていたクリスマスもあっという間に終わり、あとは年越し、お正月を待つばかりですね。
クリスマスシーズン・・・ピアノの発表会やおさらい会が最も多く開かれた時期かもしれません。
発表会が無事に終わり、ほっと一息♪という生徒さんも多いかと思います。
みなさんは、発表会や演奏会など本番を控えているとき。
直前の練習はどのようにされていますか?
今日は本番が近づいたときに是非、実践して頂きたい≪本番ごっこ≫の練習法をご紹介したいと思います。
本番日が近付くと、長時間の練習ではなく“本番を想定した練習”に切り替えていった方が良いでしょう。
その時々によりますが、私はおよそ1週間前から、この練習法を意識しています。
以下、私の場合の一例ですが・・・。
①本番の衣装、靴を着用して弾く。
②“やり直しなし!”の“一発弾き”をする。+ 録音する。
③出番直前を想定して準備をし、数分後などにアラームを設定して、アラームが鳴ったら弾く。
④本番にピアノまで持っていくハンカチを決めて、練習から使用する。
⑤家族やにお客さん役になってもらう。・・・または、ぬいぐるみを置く(^_^;)
まず①から。
以前のブログで、靴を履くだけでも緊張の練習になりますよ。とお話ししました。
こちらの記事↓↓
https://emi-piano-studio.com/発表会本番の靴えらび/
これは、普段とは違う緊張感の中で演奏する練習です。そして、本番を想定した練習。
(あとは、衣装の着心地や、演奏に支障をきたさないかのチェックにもなります)
やはり普段から着慣れていないドレスを着たり、靴を履くだけで自然と緊張感が増すものです。
その緊張感のなかでも、普段通りの演奏をするために、こうした“緊張の練習”をしていくと良いでしょう。
ですが、回数を多くすれば良いというものでは無いのです。
私の場合は、この練習は1日1回だけ。
あまり何回も続けてしまうと、慣れてきてしまい“緊張感“がなくなりますので、1回だけ。
そして、②“やり直しなし!”の“一発弾き”
本番では、何が起きても、やり直しはきかず、最後まで何があっても弾き切らなければなりませんね。
これはその状況を見据えた練習です。
家でも、“よし、次は本番のように!”と決めたら、どんなに失敗してしまっても、弾きなおしたくなったとしても・・・絶対に最後まで弾きとおす。という練習を行っておきましょう。
本番では、たとえ曲の途中で間違ってしまったり、止まってしまったりしたとしても、決してそれを引きずってはいけません。そこからはパッと気持ちを切り替え、曲が終わるまで、あとはいつも通りに演奏できるように。
何が起きるかわからないのが“本番”ですから、想定して色々な練習を行っておきましょう。
③出番直前を想定して準備をし、数分後などにアラームを設定して、アラームが鳴ったら弾く。
本番では、自分の演奏順が回ってきたら、どんな状況であっても演奏を始めなければなりませんね。
とても緊張しているからと言って、演奏を待ってもらうことはできません。
緊張で、手や指が冷たくなってしまったとしても・・・演奏順はやってきます。
これは、“本番ではどんな状況であっても時間がきたら演奏を始めなければならない。“という練習です。
数分後にアラームが鳴るように設定をして、前の方が演奏している・・・とイメージしながら静かに待ちます。
そしてアラームが鳴ったら、“演奏順が回ってきた“と想定して、本番のように演奏してみるのです。
これは、昔恩師にアドバイス頂いた練習法で、以来ずっと続けています。
④本番にピアノまで持っていくハンカチを決めて、練習から使用する。
・・・これは、私の中の“お守り”的な意味合いです(^_^;)
私は必ず本番でもピアノまでハンカチを持って出るので、練習からそのハンカチを使うのが、もはやルーティンであり、心のお守りです。
精神論ですが、いつからか決まったルーティンなので、これをしないと今では落ち着きません(^_^;)
自分だけの心のお守りも、大切な要素ではないでしょうか。
⑤家族やにお客さん役になってもらう。・・・または、ぬいぐるみを置く(^_^;)
たとえ家族であっても、“見られている”と思いながら弾くと緊張するものです。
“ぬいぐるみ”・・・冗談のように聞こえるかもしれませんが、これも昔恩師にアドバイス頂いてから、実践しています。
たとえ、“ぬいぐるみ“であっても・・・これが不思議と緊張感が生まれるのです・・・!!
相手はぬいぐるみなのですが・・・ちゃんと“見られている”意識が働くのです(笑)
是非、お試しあれ♪
本番が近付いてくると、やはり心は浮足立ってしまいがちです。
そんな時こそ、ひとつひとつ落ち着いた練習を心がけましょう。
本番前の“練習ルーティン”として、ご自身で一番良い練習スタイルを決めておくと良いかもしれませんね。