こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
私は、毎日の練習に “全訳ハノンピアノ教本” を取り入れています。
“全訳ハノンピアノ教本”とは、ピアノを習っている方なら、一度は手にしたことがある教本なのではないでしょうか。
指の練習のための曲はもちろんのこと、ピアノ学習には必要不可欠である、“スケール” “カデンツ” “アルペジオ” も書かれている教本です。
指の練習のための教本、以前は違うものを取り入れていましたが、ここ最近は、もう一度ハノンに戻って日々の練習に取り組んでいます。
ハノンは、あまり音楽的でない・・・といった意見を耳にすることもありますが、私はこの、ある意味、少し単純作業ともとれる取り組み方が、なんだかとても気に入っています。
今、“音楽的でない” “単純作業”というワードを挙げましたが、実は・・・
そんなこと、ないのです(^^)
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先日、目にした、あるピアニストの方のライブセミナー。
その中で、ハノンについてのお話がありました。
『ハノンの練習にも、音楽的魅力を感じて取り組むと良い。』
同じ音型の繰り返しが多いハノンですが、音型の成り立ちや、音程、音幅に目を向けるとどうでしょうか?というような内容のお話でした。
例えば、ハノンの第1番。
『ドミファソ ラソファミ』・・・
この音型が長2度ずつ上行、下降していきますが、
決して、無機質にならずに、音程に目を向けてみると、
はじめの『ド』を弾く時には、次の『ミ』に(長3度)上がっていく。という気持ちを込めて『ド』を弾く。
今度は、次の『ミ』を弾く時には、『ファ』に(長2度)上がっていく。という気持ちを込めた、『ミ』を弾くこと。
というように。
音程や音幅を考えることは、曲を演奏する時にもとても大切なことですが、一見無機質に捉えがちなハノンにも応用できることですね。
なるほど・・・。と思い、早速実践しています。
少しの心持ちの変化かもしれませんが、きっと、音色の変化を感じることができるのではないでしょうか(^^)