こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
前々回から続けてお話ししている、“Zoomを使った、歌のピアノ伴奏“。
先日、3回目の伴奏をしまして、少しずつコツが分かってきました(^^)
その中で、私が気づいたこと、気に留めておくと良いのでは?と思ったことをお話ししています。
前回に引き続きまして、詳しくお話ししていきたいと思います。
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④先方とすり合わせたテンポをきちんと守って弾く。
・・・これは、Zoomではなく、“同じ空間で歌のピアノ伴奏を行う“時にでも言えることなのですが、今回記したのは、その意味とは少し異なり、“Zoomあるある“的なお話です。
この点については、以前にも話題にいたしましたが、
『Zoom』とは本来、異なる場所にいるメンバーとミーテイングを行うためのもの。
音楽を共有したり、合奏したりする目的で作られたものではありません。
“音を合わせる“ “合奏する” という側面から、『Zoom』を利用するとき、どんなデメリットがあるのかというと
・・・
“こちらで演奏している音が、相手に届くまで、少し時間がかかる”
=音が届くまで時間がかかるため、同時に演奏する“合奏”ができない。のです。
本来、音楽を合わせる時には、“相手の音を聴いて、合わせる“もの。
・・Zoomでは音がこちらに届くまでに時間がかかりますから、“相手の音を聴いて、合わせる“ことが出来ないのです。
“時間がかかる” と言いましても、秒で表すと、ほんの1,2秒ほどです。
会話では違和感を感じることはないかもしれませんが、音楽を合わせるとなると、その差は許されない差になってくることは明らかですね。
前置きが長くなりましたが、
“私が演奏するピアノ伴奏が、歌い手のみなさんに届くまでに、数秒かかる”
↓
“歌い手のみなさんは、数秒遅れてくる、ピアノに合わせて歌う”
↓
“その歌声が、また数秒遅れて、私の耳に聴こえてくる”
・・・
このような仕組みです(^^ゞ
ですので、『Zoom』を使って、歌のピアノ伴奏をするとなると、
“私が(歌声を無視して(^^ゞ )、一定のテンポで伴奏を弾き続ける!”
↓
“それに合わせて、歌ってもらう!”
というやり方しかないのかな!?という結論です。
こちらとしては、とにかく伴奏を弾き続けるのみ!
歌の方々がどのように歌っているのか・・・聴きたい気持ちをぐっと我慢して(^^ゞ、歌を聴かないようにして(^^ゞ弾き続けるのです。
ですので、歌の呼吸に合わせてテンポを揺らしたり、間を読んだりすることは不可能。
・・・
そこで、
『先方とすり合わせたテンポをきちんと守って弾く。』
これが大事になってくるのです。
はじめに、“歌いやすいテンポかどうか” “求められている雰囲気とテンポが合っているかどうか”
など、“テンポ”に関して、きちんと先方とすり合わせをして・・・曲中で変化をつけにくいからこそ、伴奏者は、テンポを把握して提示することが大切だと考えています(^^)
・・・
今回、私が依頼されている伴奏は、何度も話題にしている通り、
“このような時だからこそ、歌で元気になろう!”という趣旨のもの。
音楽的に仕上げることが目的ではないので、言えることなのですが(^^)
次回は、さらに気づいた点についてお話ししていきたいと思います♪