こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
今日は、前回のブログ記事【“演奏する心“に切り替える ①】の続きのお話。
私が幼い頃、ピアノの先生が仰ったひとこと。
今でもはっきり覚えています。
〝ピアノを弾かなくても、教室に入った瞬間に、生徒さんの気持ちが見えるのよ〟
その当時のわたしは、
なぜ、弾かなくても分かってしまうのだろう。
おまけに、練習してきたか、練習不足で来たのか、そんなことまで分かるだなんて。
そんな風に思っていました。
大人になり、ピアノ講師になった時。
その言葉の意味がよく分かったのです。
毎週元気にレッスンでお会いできること。
けれども、心の中は、さまざまですよね。
大人も子供もみんな同じ。
ですがそれは、心も気持ちも豊かな証拠^ ^ いろいろな感情があることは素晴らしいことです。
けれど、レッスンの時間は心のままに、好き勝手しては良くありませんね。
小さなお子様のレッスンでは、気持ちや心がダイレクトに行動に現れてしまうこともしばしば。
そのような時にこそ、私が大切にしていること。
それは、
〝演奏するぞ!〟という気持ちへの切り替え。
要は、〝メリハリ〟です。
例えば、よく練習してあり、ミスなく通して曲が弾けていたとしましょう。
けれど、演奏ってそれだけでは◎ではないのです。
心が忙しい時ほど、さらには、例え、小さなお子様であったとしても大切にしたいこと。
《演奏を始める気持ちの準備》
《一生懸命、演奏する心》
《最後の音が消えるまでが、演奏!》
これらのことを大切に思ってレッスンしています。
年齢にもよりますが、レッスン内、全てをそうしなければならないという訳ではありませんが、
例えば小さなお子様の場合、〝ここぞ!〟という時。
この、“ここぞ!”の集中力がとても大切だと思うのです。
演奏を始める前。
まずは、手はお膝に。
そして、どんなに短い曲であったとしても、曲のイメージを思い浮かべて、心のチャンネルをきちんと切り替えること。
そして、弾き始めたら、心を込めて、一生懸命弾く^ ^
最後の音が消えるまで、〝音のしっぽ〟をきちんと聴くこと。
ここまでできたら、花丸!二重丸!!
小さな子供たちにも、そこまで徹底しなければいけない??と思われるかもしれませんが、この姿勢こそ、ピアノを弾く上で、とても大切なことなのです。
〝メリハリ〟。とても大事。
そして、ピアノを弾く って、実はとても非日常で素敵な時間なのですよね。
その気持ちを〝メリハリ〟を通して、学んでいって欲しいな、そんな気持ちを持ってレッスンしています。