こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
今日は、前回ブログ【ピアノ購入に迷うとき①~電子ピアノとアコースティックピアノ】の続き。
生徒様からご相談いただくことの多い、【楽器の選び方】についてのお話です。
前回は、電子ピアノとアコースティックピアノをキーワードにお話ししましたが、今日はその一歩先。
〝中古のアコースティックピアノ〟を選ぶ際に、ぜひ気に留めておいていただきたいことをお話しします。
前回ブログでもお話ししましたが、アコースティックピアノも視野に入れていらっしゃる方の場合、私が決まってお伝えしていること、それは、
『電子ピアノではなく、中古でも良いのでアコースティックピアノをお選びいたたきたい。』ということ。
では実際、〝中古のアコースティックピアノ〟とは、どこに出向けば見ることができるのでしょうか?また、選ぶ際に大切なポイントとは何なのでしょう。
中古ピアノを選ぶときに、最も大切にしなければならないポイント。
それは、【そのピアノの、〝過去〟を知ること】。
中古ピアノとは、文字通り中古品ですから、新品ではありません。
ということは、中古ピアノには、必ず一台一台に、どんな人生を送ってここに来たのか。という〝過去〟があるのです。
この〝過去〟をよく知った上で、中古ピアノを選びましょう。
〝過去〟といっても、気にしたい項目は様々。
どんな人が弾いていたのか?
どんな場所に置かれていたのか?
いつ作られたピアノなのか。
湿度や温度が適切な環境にあったのか、はたまた、ピアノには適さない環境に置かれていたのか。
メーカーは?どこの国のピアノ?
調律はきちんとされていたのか、、?
などなど。
挙げ出したらキリがないほど。
でも、それだけピアノという楽器は繊細で、生き物と同じということなのです。
環境や使われ方、手入れのされ方などで、ピアノの状態は雲泥の差です。
中古ピアノは、新品と比べて価格が安いという最大のメリットですが、価格が抑えられているということは、その分、新品ピアノでは気にしなくても良いところに、様々な〝過去〟が隠れているのですよね。
ですが、悪いことばかりではないのです。
古いピアノはダメということは決してありません。
今よりも古い時代。ピアノはとても貴重で贅沢品だった時代。
今よりも、ピアノ所有率がうんと低かった時、その頃に作られたピアノは、材料も良いものが使われていて、現代に作られたピアノよりも、うんと質が良い場合があるそうです。
もちろん、音大受験生やプロの演奏家の場合には、適さないこともありますが、そのような素敵な過去を持つピアノに出会えるかもしれない、、中古ピアノの良さかもしれませんね。
次回のブログでは、実際に、中古ピアノを見に行くとき。一体どこに行けばいいのか?そのあたりをお話ししてまいります^ ^