こんにちは。
横浜市都筑区 仲町台のピアノ教室 【エミ・ピアノスタジオ】です。
当スタジオのブログをお読みくださり、ありがとうございます。
なんだか重いタイトルを付けてしまいましたが、これは音楽のおはなし。
新型コロナウィルス流行に伴う様々な措置により、我が家の子どもも学校や習い事はお休み。
子どもに関わる細々とした時間がかからない今、レッスンのこと、自分自身の練習、、、家の中で音楽に向き合う日々です。
以前告知をさせていただいた、
3月28日(土)ヤマハミュージックリテイリング横浜 鍵盤楽器売り場にて行われる、
現段階では中止の決定はされていないため、開催の方向で練習をしています。
(コンサート開催につきましては、状況を鑑みまして決定をしたいと思っています)
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ピアノを練習していて、
“同じメロディがくり返されるところ”
たくさん出てきませんか?
同じメロディや、同じ音型が2回、3回と繰り返されることは、曲をよく見てみるとたくさん出てくることに気がつくと思います。
こういった、“繰り返される” ところの弾き方。
みなさんは普段、どのように弾いていますか(^^)
これはあくまでも、私の解釈ですが・・・。
“同じことが繰り返される“ 中には、必ず、“繰り返される意味” が潜んでいるのです。
作曲家が、その曲を書くときに考えてそのように作られているわけですから、無意味な箇所はきっと無く、すべてに意味が潜んでいると思うのです。
例えば、同じ音型が繰り返されるとき。
今日私が思っていたのは、
1回目と2回目が持つ矢印の方向。
文字にするととっても堅い(^^ゞ
まったく同じフレーズが2回続いていた箇所だったのですが、
『1回目は、山を登るイメージ。 2回目は、山を下りるイメージ。』
はたまた、別の個所では、
『1回目は、何かに積極的に向かっていくイメージ。 2回目は、目的地に降り立つイメージ。』
など。
バッハの平均律曲集より、フーガを練習していたときに考えていたことです。
人と会話をしている時でも、同じことを何回もくり返されると飽きてしまいますよね。
それから、同じメロディやリズムが延々と続くと、人は飽きてイライラします。
音楽の中でも同じ。
同じことを何度も、同じように繰り返すのは、素敵ではありません。
そんな“繰り返し”の箇所を見つけたら、
なぜ“繰り返されているのか?” と、意味を考えてみる。
そして、1回目はこんなイメージ。2回目はこんなイメージ!
というように、自分なりのストーリーや、風景を作ってみましょう。
演奏中、自分の心の中で、“変化をつけること”。
この心の中での“変化”こそ、とても大事で、聴き手にも伝わると教えていただいたことがあります。
何も考えずに弾けば、何も変わらない。同じ繰り返しが続くだけで、面白みに欠けますね。
けれど、
“ここは、こうです。 そして、ここはこんな風に変化していますよ”
と理解して、思いながら弾くことで、聴いてくださる方にもきちんとそれが伝わるのです♪
これこそが、聴いていて楽しい♪演奏ですよね♪
練習中に思った小話でした♪